2014年8月21日木曜日

12ヶ月のための絵画《8月》


「12ヶ月のための絵画」最終月《8月》の作品です。
8月はMA2ギャラリーの展覧会がありませんので、webでの発表と、ギャラリーの外からガラス越しに覗いていただく形での展示になります。近くで作品をご覧になりたい方はギャラリーへお問い合わせください。
MA2ギャラリー

12ヶ月間で最も大きいサイズの作品です。
ひとつひとつの判断を慎重に重ね、刻々と変化する画面をみつづけ、自分の描いた絵がどのようなものであるかの判断を下すより先に作品が完成しました。
「12ヶ月のための絵画」の他の月の作品との関係でこの作品をみるのと、この作品のみをみるのとでは、この作品の受け取り方も変わってくるのだと思います。

ともあれ、12ヶ月間を完走しました!

今月のテキストは画家の伊庭靖子さんです。内容は伊庭さんとぼくの対談で、「12ヶ月のための絵画」全体について話しています。

「12ヶ月のための絵画」サイト


2014年7月3日木曜日

12ヶ月のための絵画《7月》

 
6月28日(土)より「12ヶ月のための絵画」の《7月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2ギャラリーです。

今月の作品は、「12ヶ月のための絵画」のチラシの形を引用した折り本形式です。チラシのサイズの12×12cmを横に12ページ分繋いでいます。
制作時は上下にして描き進めたものを、最終的に左右に切り継ぐことで似た色と形が繰り返されます。12世紀につくられた絵巻物『吉備大臣入唐絵巻』にみられるような絵画のループ効果を試したく制作しました。次はより長いもの考えています。

作品と同時掲出のテキストは、「12ヶ月のための絵画」のチラシを制作いただいたデザイナーの戸塚泰雄さん(nu)です。
今回のチラシの種明かしのような、デザインコンセプトがクリアに示された内容になっています。
このチラシと共に1年歩んできた経緯を作品化しました。



「12ヶ月のための絵画」《7月》
展示期間:6月28日(土)- 7月27日(日)
会場:MA2 ギャラリー



12ヶ月のための絵画《6月》


「12ヶ月のための絵画」《6月》の展示ですが、ややイレギュラーな形になります。6月はMA2ギャラリーが開いていませんので、webでの発表 がメインとなります。
また、実物を近くからご覧になりたい場合は、MA2ギャラリーへお問い合わせください。


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今月の作品は、友人でもある写真家の川村麻純さんとの共作になります。「12ヶ月のための絵画」では初めての共同制作作品です。

二面対の「東京の家」は、ぼくの絵画と川村さんの写真からなります。
本作は速水御舟の同じく二面対の作品「京の家・奈良の家」(1927年)をソースにしています。共同制作を始める前より、速水御舟の作品に関して度々、二人が話題にしてきた経緯があります。建築写真も撮影する川村さんは以前から、日本画の画面構成と写真の合成を比較し関心を寄せていました。本作では、そのこ とに引き寄せて、二人の関心の結節点が顕著に現れている作品「京の家・奈良の家」について、画家からの視点、写真家からの視点で気になる事柄について話し 合いを重ねました。


作品と同時掲出のテキストは、柴原聡子さん(企画家、音楽家、広報(おもに建築と美術)/Rocket or Chiritori、東京国立近代美術館)に執筆いただきました。建築が専門の柴原さんのテキストは、直接的ではないけれど、作品と併せて読むことで何かを促進するような性質を備えています。そして、テキストのみでも成立しうる独立した内容にもなっています。本人が言うところの「変則的なキャプション」で す。



2014年5月30日金曜日

『闇の中の男』


本日5月30日(金)発売のポール・オースターの新刊『闇の中の男』(新潮社)の装幀画を担当しました。前作の『写字室の旅』に続いて描かせていただきました。
対本という訳ではないのですが、緩やかに地続きである内容に合わせて、今回も新作4点を制作し、 前回とは違う方法で本を包みました。
今回もいろいろと仕組んでいますので、手に取って、内容と共に解きほぐしていただければ幸いです。『写字室の旅』と併せてぜひ。
翻訳は柴田元幸さんです。

詳細は以下より↓
http://www.shinchosha.co.jp/book/521717/

12ヶ月のための絵画《5月》

◎展覧会情報


5月9日(金)より「12ヶ月のための絵画」の《5月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。

今月の作品は1点です。一度最後まで描ききった画面を何度も何度も、これ以上絵具の粒子が取れないまで、紙の繊維がほどける手前まで洗いました。
古画が時間の経過で獲得した剥落や退色を許容しつつ(するしかなく)歩んで来た絵画史ですが、古画をみることはその時間や経緯のレイヤーの体積をみることでもあります。修復や模写(現状模写/復元模写)を通して絵画に触れることは、直接時間にタッチするような感覚があります。そのような感触を頼りに新作を描きました。
それにしても、現在絵を描いている人達はどれくらいまで先の画面の変化を想像しながら、許容しながら制作をしているのだろう、、、

作品と同時掲出のテキストは、批評家の佐々木敦さんです。

※佐々木敦さんのテキストは都合により、後日公開いたします。

メインの展示は瀧本幹也さんの個展です。



「12ヶ月のための絵画」《5月》
展示期間:5月9日(金)- 6月8日(日)
会場:MA2 ギャラリー


「12ヶ月のための絵画」サイト 



2014年4月22日火曜日

12ヶ月のための絵画《4月》

◎展覧会情報

4月11日(金)より「12ヶ月のための絵画」の《4月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。

今月の作品は4点です。これまで画面内に描いてきた色面を切り取って、障子や襖のように木枠に張り込んだ作品です。通常のペンティングとは随分と違った印 象をもつ作品になりました。形を選ぶ、色を塗る、紙を貼る、というそれぞれの行為が折り合って無理なく作品になりました。

作品と同時掲出のテキストは、アーティスト/イラストレーターの平山昌尚(HIMAA)さんです。平山さんとはちょうど1年前に同じ場所で開催の「板と紙とケータイ電話」という2人展でご一緒しました。
平山さんのテキストは書く/描くの境界を軽々と行き来して、ついには溶け合っています。必見です!

メインの展示は岩崎貴宏さん、飯田竜太さん、榮水亜樹さんの3人展です。楽しみです。




「12ヶ月のための絵画」《4月》
展示期間:4月11日(金)- 5月4日(日)
会場:MA2 ギャラリー

 

「12ヶ月のための絵画」サイト






2014年3月30日日曜日

12ヶ月のための絵画《3月》

◎展覧会情報


昨日3月12日(水)より「12ヶ月のための絵画」の《3月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。
今月の作品は、先月《2月》の衝立(ついたて)形式を発展させたものです。これまで支持体にしてきた紙本の作品と最近試みている板絵を表裏で合わせています。これまでの形式とこれからの形式が衝立の平面上で握手です。

作品と同時掲出のテキストは、元ギャラリー・カウンタック、現Countach Inc.代表取締役の八木沢俊樹さんです。
今回、まさかの9文字です!

作品の設置場所ですが、ギャラリー4Fのプライベートスペースでの展示になっていますので、ご覧になる際はスタッフまでお声がけください。
メインでやっている展示は金光男さんです。

また、7日よりアーツ千代田3331で展示中の「3331 ヴァージョン」も併せてどうぞ。

「12ヶ月のための絵画」《3月》
展示期間:3月12日(水)- 30日(日)
会場:MA2 ギャラリー(http://www.ma2gallery.com/

「12ヶ月のための絵画」サイト↓
http://paintingfor12months.tumblr.com/