書籍の話題が続きますが、3月1日(土)発売の古川日出男さんの文庫版『聖家族』(新潮文庫)の本文カットを描きました。計4点のバリエーションが、*(アスタリスク)の延長として本文中の多くの場所に散在しています。読み進めることで、少しずつ役割を深めていきます。
下巻に所収の「『聖家族』世界の家系図」には、ぼくと古川さんとのプロジェクト「東方恐怖譚」シリーズに登場したあの犬が出てきます。
装丁写真は詩人の吉増剛造さんです。凄まじいです。
単行本の上梓から5年半、あのメガノベルが文庫化です!
新潮社書籍詳細
上巻
http://www.shinchosha.co.jp/book/130534/
下巻
http://www.shinchosha.co.jp/book/130535/
2014年2月2日日曜日
『写字室の旅』
1月31日(金)発売のポール・オースターの新刊『写字室の旅』(新潮社)の装丁画を描きました。
これのために4点の新作を制作して、それを横に繋げたものが本をグルリと包んでいます。小説の内容と隣り合うような装丁になっているかと思います。ちよっとした仕掛けも仕組んでいますので、ぜひ手にとってご覧ください!全国の書店に並んでいます。
翻訳はもちろん柴田元幸さんです。
http://www.shinchosha.co.jp/book/521716/
これのために4点の新作を制作して、それを横に繋げたものが本をグルリと包んでいます。小説の内容と隣り合うような装丁になっているかと思います。ちよっとした仕掛けも仕組んでいますので、ぜひ手にとってご覧ください!全国の書店に並んでいます。
翻訳はもちろん柴田元幸さんです。
http://www.shinchosha.co.jp/book/521716/
トークイベント「12ヶ月/絵画/Alterspace」の様子
1月24日(金)に開催されたアサヒ・アートスクエアでのトークイベント「12ヶ月/絵画/Alterspace」の様子です。リラックスした雰囲気で、充実の内容でした。モデレーターの水田紗弥子さんが概要をまとめてくださっています。
以下、テキストは水田さんによるものです↓
昨日、近藤恵介さんの「12ヶ月のための絵画」にまつわるトークイベントを開催しました。(トーク続きだったので、昨日はゲストの方も近藤さんのこともよく知っていたから安心してリラックスしてのぞみましたー。楽しかった。)
近藤さんが2013年9月から始めた毎月新作を発表し、近藤さんにまつわるテキストも掲出されるというガチで自分が試される(見る方も大変)脅威の企画です。アスリート的瞬発力で毎月様々な課題に取り組むということと、作家がいかに自分の作品をコンスタントに制作し、そして人に見せる環境を積極的に持つかという試みで、わたしはAlterspaceのプロジェクトのなかで紹介したいと思い出展をお願いしました。
前半は川崎市市民ミュージアムの佐藤美子さんをお招きしました。日本画の研究者の方の視点から、近藤さんのポップな色が多用された日本画らしくない絵画にも関わらず、歴史的な日本画の型を踏まえているという話をしてくださいました。私と近藤さんは生徒、佐藤さんが先生で教えてもらうスタイルです。
おもしろかったのは安田靫彦が引きこもりがちで病弱であったことから、作家の健康/体力と制作姿勢がいかに結びついているかを考えるというくだりでした。安田靫彦が絵因果経という絵巻物の模写をしたというところから話がつながると思っていたのですが・・・。特に、ミレーの落ち穂拾いを参照して描いたという作品を最後まで発表し なかったという頑固さと痛さにかなりぐっと来ました。全然勉強したことが無かったので本当におもしろかった。安田靫彦にはこれからハマろうと思います。あと、ところどころ無知を晒してしまい恥ずかしかったです・・・しょうがないけど。。。
ちなみに近藤さんの作品に昨年あたりから登場した、書き割りのような巨大な色面は、日本画でいうところの霞や土坡のような形式的に画面を構築するためのモチーフと繋がるそうです。
後半は私の疑問から発した展覧会と作家との関係について、冨井大裕さん、丹羽良徳さんをお招きし話を伺いました。冨井さんの「壁ぎわ」の活動と世話人と称するその立ち位置、伝説化のためのチラシ制作も笑えましたが、作家にとっての発表のあり方が大上段に構えた場でなく、作家視点から作家をフットワーク軽く紹介するという、作家とキュレーターの距離の違いによって生まれる差異がおもしろかったです。でももしかしたら、その距離の詰め方は、やりようによっては侵犯することができるかもしれません。特にAlterspaceにも参加している大槻英世さんが壁ぎわで紹介されたマスキングをキーワードにした展覧会は、キュレーター視点だとちょっとできないようなーと思ったのですが、そういう発想での文脈づけもアリかも。今回大槻さんが床置きペインティングをやったので、壁ぎわで「床おき」という展覧会にも発展するかもしれません。
丹羽さんの話は、作家活動を始めた当初は公共空間が制作と発表のメインステージで、展覧会のオーガナイズも行っていたという時代を経て、今では公共空間でのパフォームやアクションを発表する場が美術館やギャラリーに変更したというだけ、という作家ならではの視点。さまざまな自己プロデュースによる展覧会づくりをさっぱりやめた丹羽さんから展覧会制度批判的なものが出てくるのかなーって思っていたけど、意外にも必然的にフェードアウトという、やっぱり直接聞かなきゃわからないというのがおもしろかった。
ちなみに冨井さん、丹羽さんお二人とも近藤さんについてのテキストを書かれていて、そこにも二人の立ち位置が表れています。しかしかなり共通点があり、そこが驚きと発見でした。
特に丹羽さんのテキスト(近藤さんの12ヶ月のための絵画の《2月》のバージョンですが、昨日フライングで配布してもらった)、疑問と仮の答え、それに対するまた疑問という、丹羽さんの作品のような不条理なことの繰り返しになっていて必読。
丹羽良徳
http://yoshinoriniwa.tumblr.com/xxx
冨井大裕
http://tomiimotohiro.com/
壁ぎわ
http://kabegiwa.com/
2014年1月24日金曜日
「12ヶ月 / 絵画 / Alterspace」
◎トークイベントのお知らせ
アサヒ・アートスクエアで開催中の展覧会「Alterspace ─ 変化する、仮設のアートスペース」の関連イベントで、24日(金)19時よりトークをします。
登壇者は、佐藤美子さん(川崎市市民ミュージアム)、冨井大裕さん(彫刻家)、丹羽良徳さん(アーティスト)に近藤です。モデレーターは展覧会企画者の水田紗弥子さんです。
内容は2部構成で、前半は日本画がご専門の佐藤さんと「12ヶ月ための絵画」と日本絵画に関連した話を。後半は冨井さん、丹羽さん、おふたりが「12ヶ月ための絵画」に寄せてくれたテキストを起点に、展覧会と作家の関係について話す予定です。なかなかない組み合わせですので、どのように進行するかとても楽しみです。
また、イレギュラーな構造の本展についても、水田さん本人から言及があるかと思います。
ぜひ、ご参加ください!
・
「12ヶ月のための絵画」関連トークイベント
「12ヶ月 / 絵画 / Alterspace」
日時|2014年1月24日[金]19:00—21:00
ゲスト|佐藤美子[川崎市市民ミュージアム学芸員]、冨井大裕[彫刻家]、丹羽良徳[アーティスト]、近藤恵介[画家]
モデレーター|水田紗弥子[Alterspace 企画者]
展覧会webサイト↓
http://alter-space.org/
2014年1月22日水曜日
GINZA
◎雑誌掲載情報
12日(日)に発売の雑誌『GINZA』(2月号)のART欄で「12ヶ月のための絵画」を紹介していただいています。
小さい記事ですが、ぜひご覧ください!
http://magazineworld.jp/ginza/
12日(日)に発売の雑誌『GINZA』(2月号)のART欄で「12ヶ月のための絵画」を紹介していただいています。
小さい記事ですが、ぜひご覧ください!
http://magazineworld.jp/ginza/
2014年1月12日日曜日
「12ヶ月のための絵画」《1月》
◎展覧会情報
あけましておめでとうございます。
本年も「12ヶ月のための絵画」をどうぞよろしくお願いいたします。
「12ヶ月のための絵画」《1月》の作品展示のお知らせです。
これまで恵比寿のMA2ギャラリーをベースとして続けてきたこのプロジェクトですが、今月は初めてギャラリーの外へ出ます。場所は吾妻橋のアサヒ・アートスクエアです。
フ リーランスのキュレーター水田紗弥子さんが企画する展覧会「Alterspace - 変化する、仮設のアートスペース」に招かれ、これまでの4ヶ月とは少し違った形式での展示となります。いくつものプロジェクトが並行する混沌とした場で、 そのなかのひとつとして「12ヶ月のための絵画」が紹介されます。通常通りの《1月》の新作の発表と共に、これまでの4ヶ月分の作品を一部再構成して展示 します。全てのテキストもまとめてお読みいただけます。来月で半年を迎える「12ヶ月のための絵画」を振り返る機会に恵まれました。
《1月》の作品と同時掲出のテキストは川崎市市民ミュージアムの学芸員・佐藤美子さんです。
ま た、会期中の24日(金)には佐藤美子さん、《10月》のテキストを執筆いただいた冨井大裕さん、《2月》のテキストを執筆いただく丹羽良徳さん、 「Alterspace」展の企画者で《11月》のテキストを一緒に編集した水田紗弥子さんに近藤恵介を加えてのトークイベントも予定しています。
・
開催概要
アサヒ・アートスクエア オープン・スクエア・プロジェクト2014
「Alterspace - 変化する、仮設のアートスペース」
会期|2014年1月11日[土]ー2月2日[日]
休館日|火曜日、1月26日[日]
時間|15:00-21:30
料金|入場無料 *イベント時は有料[募金制]
会場|アサヒ・アートスクエア[東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F]
主催|アサヒ・アートスクエア Alterspace 実行委員会
協賛|アサヒビール株式会社
お問合せ|アサヒ・アートスクエア Tel. 090-9118-5171 / E-mail aas@arts-npo.org / http://asahiartsquare.org/
詳細|展覧会公式HP http://alter-space.org
※オープニングレセプション1月11日[土]19:00-21:00(どなたでもお入りいただけます。)
・
「12ヶ月のための絵画」関連トークイベント
「12ヶ月 / 絵画 / Alterspace」
日時|2014年1月24日[金]19:00—21:00
ゲスト|佐藤美子[川崎市市民ミュージアム学芸員]、冨井大裕[彫刻家]、丹羽良徳[アーティスト]、近藤恵介[画家]
モデレーター|水田紗弥子[Alterspace 企画者]
あけましておめでとうございます。
本年も「12ヶ月のための絵画」をどうぞよろしくお願いいたします。
「12ヶ月のための絵画」《1月》の作品展示のお知らせです。
これまで恵比寿のMA2ギャラリーをベースとして続けてきたこのプロジェクトですが、今月は初めてギャラリーの外へ出ます。場所は吾妻橋のアサヒ・アートスクエアです。
フ リーランスのキュレーター水田紗弥子さんが企画する展覧会「Alterspace - 変化する、仮設のアートスペース」に招かれ、これまでの4ヶ月とは少し違った形式での展示となります。いくつものプロジェクトが並行する混沌とした場で、 そのなかのひとつとして「12ヶ月のための絵画」が紹介されます。通常通りの《1月》の新作の発表と共に、これまでの4ヶ月分の作品を一部再構成して展示 します。全てのテキストもまとめてお読みいただけます。来月で半年を迎える「12ヶ月のための絵画」を振り返る機会に恵まれました。
《1月》の作品と同時掲出のテキストは川崎市市民ミュージアムの学芸員・佐藤美子さんです。
ま た、会期中の24日(金)には佐藤美子さん、《10月》のテキストを執筆いただいた冨井大裕さん、《2月》のテキストを執筆いただく丹羽良徳さん、 「Alterspace」展の企画者で《11月》のテキストを一緒に編集した水田紗弥子さんに近藤恵介を加えてのトークイベントも予定しています。
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開催概要
アサヒ・アートスクエア オープン・スクエア・プロジェクト2014
「Alterspace - 変化する、仮設のアートスペース」
会期|2014年1月11日[土]ー2月2日[日]
休館日|火曜日、1月26日[日]
時間|15:00-21:30
料金|入場無料 *イベント時は有料[募金制]
会場|アサヒ・アートスクエア[東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F]
主催|アサヒ・アートスクエア Alterspace 実行委員会
協賛|アサヒビール株式会社
お問合せ|アサヒ・アートスクエア Tel. 090-9118-5171 / E-mail aas@arts-npo.org / http://asahiartsquare.org/
詳細|展覧会公式HP http://alter-space.org
※オープニングレセプション1月11日[土]19:00-21:00(どなたでもお入りいただけます。)
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「12ヶ月のための絵画」関連トークイベント
「12ヶ月 / 絵画 / Alterspace」
日時|2014年1月24日[金]19:00—21:00
ゲスト|佐藤美子[川崎市市民ミュージアム学芸員]、冨井大裕[彫刻家]、丹羽良徳[アーティスト]、近藤恵介[画家]
モデレーター|水田紗弥子[Alterspace 企画者]
2013年12月15日日曜日
「12ヶ月のための絵画」《12月》
◎展覧会情報
「12ヶ月のための絵画」《12月》
展示期間:12/11(水)-12/15(日),12/20(金)-12/27(金)
会場:MA2 ギャラリー
「12ヶ月のための絵画」サイト
12月11日(水)より「12ヶ月のための絵画」の《12月》が展示されています。
今回はこれまでで一番サイズの大きい作品です。2012年に代官山蔦屋書店で開催した古川日出男さんとの2人展『覆東方恐怖譚』に出品した作品《いわんやアーカイヴをや》と同サイズの作品になります。
「ここ数年描きたかった絵」が描けた実感があります。到達できた/見出せた、というような。
作品と同時掲出のテキストは、小説家の古川日出男さんに書いていただきました。作品と作家の関係の考察から始まり、絵画感受の方法、表現形式の差異、アー ティストの存在意義など、もちろんぼくのことを足がかりに書かれているのですが、そこから出発して普遍的で周縁的な、限りなく豊かで要約出来ない多用さが ギッシリ詰まった約2000字です。
また今回は、来年1月に刊行の古川日出男『聖家族』(新潮文庫)に寄せたカットも展示しています。あのメガノベル『聖家族』がついに文庫化です!
作品データ:
「12ヶ月のための絵画《12月》」 2013
岩絵具、水干、膠、墨、鳥の子紙
1137×773mm
「文庫版『聖家族』のためのカット」 2013
岩絵具、膠、墨、鳥の子紙
265×265mm
「12ヶ月のための絵画」《12月》
展示期間:12/11(水)-12/15(日),12/20(金)-12/27(金)
会場:MA2 ギャラリー
「12ヶ月のための絵画」サイト
12月11日(水)より「12ヶ月のための絵画」の《12月》が展示されています。
今回はこれまでで一番サイズの大きい作品です。2012年に代官山蔦屋書店で開催した古川日出男さんとの2人展『覆東方恐怖譚』に出品した作品《いわんやアーカイヴをや》と同サイズの作品になります。
「ここ数年描きたかった絵」が描けた実感があります。到達できた/見出せた、というような。
作品と同時掲出のテキストは、小説家の古川日出男さんに書いていただきました。作品と作家の関係の考察から始まり、絵画感受の方法、表現形式の差異、アー ティストの存在意義など、もちろんぼくのことを足がかりに書かれているのですが、そこから出発して普遍的で周縁的な、限りなく豊かで要約出来ない多用さが ギッシリ詰まった約2000字です。
また今回は、来年1月に刊行の古川日出男『聖家族』(新潮文庫)に寄せたカットも展示しています。あのメガノベル『聖家族』がついに文庫化です!
作品データ:
「12ヶ月のための絵画《12月》」 2013
岩絵具、水干、膠、墨、鳥の子紙
1137×773mm
「文庫版『聖家族』のためのカット」 2013
岩絵具、膠、墨、鳥の子紙
265×265mm
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