2014年2月27日木曜日

「12ヶ月のための絵画」《2月》

◎展覧会情報


昨日2月7日(金)より「12ヶ月のための絵画」の《2月》の作品が展示されています。会場は通常どおりの恵比寿のMA2 ギャラリーです。

今月は初めて作品が立ちます!衝立(ついたて)をイメージして、両面に(側面にも)絵が描かれています。板の木目のうえには雲母、砂子、切金のようにさまざまな断片が散らばっています。この作品、更に展開できそうです。

作品と同時掲出のテキストはアーティストの丹羽良徳さんに書いていただきました。配布用はA4サイズですが、掲出のテキストはA0サイズの大判です。
丹羽くんのテキストはすべてが直線的に「進行」しています。まず疑問に思ったことを記して、その都度苦し紛れに納得する、それをさらに否定して疑問を生み出すという、ひとつの文章が次の文章を生じさせるようなスリリングな印象があります。
全体の統一や整理整頓のことを話題にしながら、テキスト自体は非常に散らかっいて、遡って読ませない一方向性があるように思います。丹羽くんのビデオ作品内で彼が歩く様子を背中越しにみるような。
更に今回の展示では掲出してある大判のテキストに「つっこむ」ように(本人が言うところの「のりつっこみ」)赤文字が書き込まれています。

「12ヶ月のための絵画」《2月》
展示期間:2月7日(金)- 28日(金)
会場:MA2 ギャラリー

「12ヶ月のための絵画」サイト 





 作品データ:
「12ヶ月のための絵画《2月》」 2014
岩絵具、水干、膠、墨、檜板
265×265×30mm