2017年2月16日木曜日

ドローイングの線を何本も引くように話してみる


今週末18日(金)にマツモトアートセンターで「ドローイングの線を何本も引くように話してみる」というトークをします。
自作を中心に、ドローイングをするような気持ちで2時間ほど話します。
トークに向けてのテキストも書きました。




art cafe vol.62「ドローイングの線を何本も引くように話してみる」

日時:2月17日(金)19:00 - 21:00
会費:¥500(ドリンクつき)
場所:マツモトアートセンター 1階 Eアトリエ
電話での申し込み:0263-33-5511 


マツモトアートセンター



アーティストトークなどで人前で自作について話す場合、いろいろな方法があるのですが、やはり時々の会場の雰囲気や自分自身のコンディションなどもあって、そのときにしか話すことができないものになることが多いように思います。
今描いているもの、これから描くもの、これまでに描いてきたもの、その他にも様々なインプットがあって、常に散らかった周りの状態をどのように話すことができるのか。


今回は美術家の冨井大裕さんに紹介いただいて話をする機会を得たのですが、冨井さんは昨年12月に同じマツモトアートセンターでトークをしていて、そのwebサイト内のトーク主旨の一文に「話すことをつくることとして。」とありました。これしかないですよね!と強く同意をしつつ、場を引き継ぎ、その「つくること」の続きを描くように、そして散逸した自分の状態を、ドローイングの線を何本も引くように話してみようと思います。その線はぼくが引いたものだったり、他人(あるいは冨井さん)が引いた線の引用だったり、あるいは1000年前に引かれた線を参考にするかもしれません。ちょうど先週描き終えたのは《源氏物語絵巻 東屋一》の模写をベースにした作品でした。

近藤恵介(2017.1.27)