2013年4月29日月曜日

あっけない絵画、明快な彫刻<再展示> DM

川崎市市民ミュージアムにて開催中の「シリーズ・川崎の美術 響きあうアート」にて、2010年に冨井大裕さんとギャラリー・カウンタック清澄でおこなった展覧会「あっけない絵画、明快な彫刻」の再展示をしています。
ミュージアムがつくった印刷物とは別に、僕と冨井さんとで独自にDMを制作しました。前回展と同様に今回も戸塚泰雄さん(nu)にデザインしていただきました。作品のコンセプトや再展示の意味合いが的確にDMの形に落とし込まれています。近藤の絵画を冨井さんが彫刻へと更新させたものが、今度は戸塚さんの手によって紙のDMへと更新されました。作品(roll)の色と用紙の地の色とが溶け合って、再度平たい紙の形態になっています。実際に手に取ってはじめてわかることがある印刷物です。

2013年4月26日金曜日

「板と紙とケータイ電話」展、終了

MA2ギャラリーでの「板と紙とケータイ電話」展、先週で無事終了しました。
出品した新作の制作過程のことを。制作の中盤までは割と順調に滞ることなく進んだのですが、ある段階からは困難の連続でした。これまでになかった要素を画面内に取り込むことで新しく出現した局面に対して、どのように次の筆を置くのかのその時々の判断、そしてそのことから生じる更に新しい画面。制作を続けることで、次に描くひと筆の可能性は限りなく広がっていく感覚がありました。気が付くと自分で描き得たとは思えないような作品の経過が目の前に現れつつも、最後の手続きとしてどうしても必要な作品の終わらせ方の決定にギリギリまで頭を悩ませました。制作中の作品のコントロールできる範囲と、どうやってもコントロールできない範囲を折り合わせつつ、今の自分に可能なこと全てを注ぎ込む(というか、現状最善の判断を集積させる)ことはできたかと思います。
展覧会が始まってからもさまざまな意見を耳にしたりと、次作に向けてのアイデアの断片を多くキャッチできた展覧会でした。
作品を観るために足を運んでくださった方々、どうもありがとうございました。


2013年4月11日木曜日

「板と紙とケータイ電話」展 会期延長のお知らせ

現在MA2ギャラリーで開催中の平山昌尚(HIMAA)さんとの2人展「板と紙とケータイ電話」の会期が1週間延びて21日までとなりました。



「板と紙とケータイ電話」 近藤恵介/平山昌尚(HIMAA)
会期:2013年3月16日(土) - 4月21日(日) ※月・火・祝 休
場所:MA2 Gallery


※写真は展示会場(1階部分)の様子です。



2013年4月9日火曜日

「シリーズ・川崎の美術 響き合うアート」展 

◎展覧会情報
4月6日(土)より川崎市市民ミュージアムにて開催中の特別常設展に、冨井大裕さんと2010年に恊働制作した作品群と、継続しておこなっているワークショプのドキュメントを展示しています。最初にギャラリー・カウンタック清澄で発表したときとは空間構成を変え、作品の見え方も随分と違っています。
また、会期中には内容をアップデートしたワークショップも開催します。面白くなりそうです。

ギャラリー・カウンタック清澄で2010年に開催した展覧会のドキュメントは以下より↓
「あっけない絵画、明快な彫刻 近藤恵介・冨井大裕」展 まとめサイト 



"シリーズ・川崎の美術 響き合うアート" 

2013年4月6日(土)〜6月30日(日)
9:30〜17:00
川崎市市民ミュージアム(アートギャラリー 1・2)
http://www.kawasaki-museum.jp/


※関連イベント
「彫刻と絵画をめぐるワークショップ」
5月6日(月・祝)13:00〜16:00
講師:近藤恵介と冨井大裕

2013年4月5日金曜日

ギャラリーらくごの会 <板と紙とケータイ電話>

明日6日、現在MA2ギャラリーで開催中の「板と紙とケータイ電話」展の会場にて、立川寸志さんによる落語会が開催されます。展覧会の意図、展示作品を観て演目を決めてくださったようです。



「ギャラリーらくごの会 <板と紙とケータイ電話>」

日時:4月6日(土)開場15:30 開演16:00(終演予定17:00)
出演:立川寸志 (作品にインスパイアされた古典落語を2席)
木戸銭:500円(予約は不要です)