2022年4月23日土曜日

『原稿集』

◎寄稿


批評家/アーティストの石川卓磨さんが主宰する「蜘蛛と箒」が発行している『原稿集』に、「引かれなかった線」という文章を寄せています。

毎号テーマが設定されていて、今回は「盆にかえらず」。
「盆」からの連想で、「絵画」の一回性(「⌘Z」は押せない)をテーマにして、ここしばらく考えている日本画の線(鉄線描)のあり方を考えてみました。小林古径はセザンヌの絵を説明するときに盆を比喩につかった。
エッセイでも、論文でもないような、だからといって小説とも違う、これまでとは違った書き方で。楽しかったな。

「古川日出男のむかしとミライ」ロゴマーク

◎ロゴマーク 

小説家・古川日出男さんのwebサイト「古川日出男のむかしとミライ」のために、雉鳩のロゴマークを作りました。「おかえりなさい」は古川さんの自筆です。
twitterにも使われています。鳥対決!

『体操させ、られ。してやられ』フライヤー

◎アートワーク


 
山縣太一さん作・演出・振付の演劇『体操させ、られ。してやられ』(オフィスマウンテン)のチラシに線描を提供しました。原作は「第二回ことばと新人賞」を受賞した同名の小説で、山縣さん自身による演劇化です。

線描は古典絵画からの引用で、それぞれの線がゆるやかに繋がって、途切れています。
デザインは戸塚泰雄さん(nu)。