2014年12月20日土曜日

彫刻と絵画をめぐるワークショップ〜4人の色/9回のコップ@国立新美術館

来年の1/25(日)に冨井大裕さんと国立新美術館でワークショップを開催します。
2010年から継続的におこなっているワークショップシリーズの国立新美術館バージョンです。これまでの経緯を引き継ぎつつ、新しい展開を準備しています。ぼくと冨井さんとで作品をつくりながら身体を動かし考えてきたことがプログラムの形になっています。今回は「つくること」そのものに肉薄します。
アーティストのみなさんにも是非参加いただければと思っています。

会場:国立新美術館 別館3階多目的ルーム
対象:一般(中学生以上)
定員:20名
参加費:300円
※要事前申し込み

詳細↓
http://www.nact.jp/release/20150125.html

「『12ヶ月のための絵画』のための本」展@NADiff Gallery

NADiff Galleryでの展覧会「『12ヶ月のための絵画』のための本」の記録写真です。(撮影:柳場大)

展覧会データ:
『12ヶ月のための絵画』のための本
2014年9月19日(金)-10月26日(日)
NADiff GALLERY








2014年10月16日木曜日

『12ヶ月のための絵画』12個の限定版

発売中の『12ヶ月のための絵画』のエディション作品付き限定版がNADiff Gallery及びNADiff Onlineにて発売中です。エディション作品は開催中の展覧会のDMに彩色したものです。12ヶ月にちなんで12点制作しました。

 NADiff Online 『12ヶ月のための絵画』12個の限定版

「12ヶ月のための絵画」展@MA2ギャラリー 記録写真

10月5日(日)に「12ヶ月のための絵画」展@MA2ギャラリーが終了しました。お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。
いくらかの記録写真を。


また、NADiff Galleryでの展覧会「『12ヶ月のための絵画』のための本」は今月末26日(日)までの開催です。 http://www.nadiff.com/gallery/kondokeisuke.html













2014年10月4日土曜日

トークイベント@NADiff a/p/a/r/t

◎トークイベントのお知らせ

 
明日4日(土)に「『12ヶ月のための絵画』のための本」展開催中のNADiff a/p/a/r/tにてトークをします。

小説家の古川日出男さん、画家の須藤由希子さん、写真家の川村麻純さんに登壇いただきます。また、少し変わった方法でアーティストの丹羽良徳くんにも参加してもらいます。
全体は3部構成を予定しています。
1部は須藤さんと川村さんと一緒に、作品集『12ヶ月のための絵画』を手に取って開くことから話を始めます。須藤さんには画家の立場から、川村さんには「12ヶ月のための絵画」のなかで唯一共同制作をした立場から、それぞれにお話いただきます。
2部は現在台北に滞在中の丹羽くんに郵便物を送ってもらい、それをナディッフのスタッフの方に代読(憑依のうえ?)してもらいます。
3部は古川さんと「描き/書きつづけることから」というテーマで対談します。古川さんですが、10/3 (金) に脱稿予定の原稿 (『女たち三百人の裏切りの書』のその全篇) の進み具合によっては急遽キャンセルの可能性もあります。まだどうなるかわかりません。
無事脱稿していらっしゃった場合には、ひとつの小説を書き終えて間もなくの貴重なお話をお聞きすることができるかと思います。また、いらっしゃることが叶 わなかった場合にも、制作を続けることと社会的な折り合い、制作することと時間のこと、書き/描き終えるということなど、考えることの種が蒔かれるのだと 思います。

盛りだくさんの内容です、ぜひご参加ください。

詳細は以下です↓

日時:2014年10月4日[土]16:00-17:30
会場:NADiff a/p/a/r/t 1F店内

「『12ヶ月のための絵画』を開く」
出演:須藤由希子 (アーティスト)、川村麻純 (アーティスト)、近藤恵介

「不在につき、近藤恵介くんへの手紙」
参加:丹羽良徳(アーティスト)※滞在先の台北より郵便物を送付予定

「描き/書きつづけることから」
出演:古川日出男 (小説家)、近藤恵介
※古川日出男さんの登壇につきまして。10/3 (金) に脱稿予定の原稿 (『女たち三百人の裏切りの書』のその全篇) の進捗状況により、急遽キャンセルの可能性があります。ご了承ください。

NADiff a/p/a/r/t イベント情報


2014年10月1日水曜日

「12ヶ月のための絵画」展

◎展覧会情報

MA2ギャラリーで開催中の展覧会「12ヶ月のための絵画」が今週いっぱいで終了します。まだの方はぜひ、ご覧いただければと思います。
※写真は展示画像

「12ヶ月のための絵画」
2014年9月13日(土)〜10月5日(日)
MA2 Gallery

2014年9月28日日曜日

作品集『12ヶ月のための絵画』情報


作品集『12ヶ月のための絵画』が全国の書店に並び始めているようです。
お近くの書店でみかけた際はぜひ手に取っていただければと思います。
※写真はNADiff a/p/a/r/t


NADiff オンラインショップ

2014年9月21日日曜日

Tokyo Art Book Fair 2014


開催中のTokyo Art Book Fair 2014、『12ヶ月のための絵画』を出版したHeHe(ヒヒ)のブース(I 03 HeHe+AL)で14:00-16:00にサイン会をします。
様々なイベントもあるようですので、併せてぜひ。

http://zinesmate.org/

2014年9月19日金曜日

「『12ヶ月のための絵画』のための本」展

◎展覧会情報

本日より、恵比寿のNADiff Galleryにて作品集『12ヶ月のための絵画』発売記念の個展「『12ヶ月のための絵画』のための本」がスタートしました。
作品集の色校正に彩色をした折り本作品、新作絵画、過去作など、「12ヶ月のための絵画」を中心に、その前と後の展開をご覧いただけます。


明日20日(土)には、先週から始まっている、同じく恵比寿のMA2 Galleryでの個展「12ヶ月のための絵画」との合同レセプションが開催されます。メインの会場はMA2 Galleryですが、是非はしごしていただければと思います。
18時からは冨井大裕さん(美術家)とのトークも予定しています。


NADiff a/p/a/r/t 

近藤恵介 作品集『12ヶ月のための絵画』



12ヶ月完走 出版記念 レセプションパーティー

2014年9月20日(土) 18:00-20:00
※ artist talk with 冨井大裕@MA2ギャラリー

作品集『12ヶ月のための絵画』

◎新刊情報


作品集『12ヶ月のための絵画』が刷り上がりました。
今週末から開催の展覧会「『12ヶ月のための絵画』のための本」の会場NADiff Galleryと、先週末からスタートしている「12ヶ月のための絵画」展の会場MA2ギャラリーで先行発売しています。
書店に並ぶのはもう少し先のようです。
どうぞよろしくお願いいたします。


NADiff Online



近藤恵介 作品集「12ヶ月のための絵画」
9月中旬発売予定
H.204×W.148mm / 並製 / 80頁 / 定価1,500円(税抜)
発行元:HeHe/ヒヒ

[執筆者]
佐山由紀 (東京オペラシティアートギャラリー キュレーター)、 冨井大裕 (美術家) 、水田紗弥子 (キュレーター)、古川日出男 (小説家)、佐藤美子 (川崎市市民ミュージアム 学芸員)、 丹羽良徳 (芸術家)、八木沢俊樹 (Countach Inc. 代表)、平山昌尚 (アーティスト)、佐々木敦 (批評家)、柴原聡子 (企画家・音楽家・広報)、戸塚泰雄 (デザイナー)、伊庭靖子 (画家)

2014年9月13日土曜日

「12ヶ月のための絵画」

◎展覧会情報

「12ヶ月のための絵画」が展覧会と本になります。
昨年9月から今年の8月までの12ヶ月間、毎月新作絵画と様々な執筆者によるテキストを発表してきた「12ヶ月のための絵画」ですが、12ヶ月分の作品を一同にみせる展覧会、作品とテキストを収録した本の出版、その本の出版記念展が決まりました。

イベント等も予定していますので、ぜひこの機会にご覧いただければと思います。
詳細は以下です↓

[展覧会]

12ヶ月のための絵画
2014年9月13日(土)-10月5日(日)
MA2 Gallery

12ヶ月完走・出版記念 レセプションパーティー:9月20日(土)18-20時
*18時より、冨井大裕さん(美術家)とのトークを予定しています



『12ヶ月のための絵画』のための本
2014年9月19日(金)-10月26日(日)
NADiff GALLERY

トークイベント:10月4日(土)16時より
*ゲスト、内容詳細は追ってWEBサイトにて


[出版]

近藤恵介 作品集『12ヶ月のための絵画』
9月中旬発売予定/h.204×w.148mm/並製/80頁/定価1,500円(税抜)
発行元:HeHe/ヒヒ

2014年8月21日木曜日

12ヶ月のための絵画《8月》


「12ヶ月のための絵画」最終月《8月》の作品です。
8月はMA2ギャラリーの展覧会がありませんので、webでの発表と、ギャラリーの外からガラス越しに覗いていただく形での展示になります。近くで作品をご覧になりたい方はギャラリーへお問い合わせください。
MA2ギャラリー

12ヶ月間で最も大きいサイズの作品です。
ひとつひとつの判断を慎重に重ね、刻々と変化する画面をみつづけ、自分の描いた絵がどのようなものであるかの判断を下すより先に作品が完成しました。
「12ヶ月のための絵画」の他の月の作品との関係でこの作品をみるのと、この作品のみをみるのとでは、この作品の受け取り方も変わってくるのだと思います。

ともあれ、12ヶ月間を完走しました!

今月のテキストは画家の伊庭靖子さんです。内容は伊庭さんとぼくの対談で、「12ヶ月のための絵画」全体について話しています。

「12ヶ月のための絵画」サイト


2014年7月3日木曜日

12ヶ月のための絵画《7月》

 
6月28日(土)より「12ヶ月のための絵画」の《7月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2ギャラリーです。

今月の作品は、「12ヶ月のための絵画」のチラシの形を引用した折り本形式です。チラシのサイズの12×12cmを横に12ページ分繋いでいます。
制作時は上下にして描き進めたものを、最終的に左右に切り継ぐことで似た色と形が繰り返されます。12世紀につくられた絵巻物『吉備大臣入唐絵巻』にみられるような絵画のループ効果を試したく制作しました。次はより長いもの考えています。

作品と同時掲出のテキストは、「12ヶ月のための絵画」のチラシを制作いただいたデザイナーの戸塚泰雄さん(nu)です。
今回のチラシの種明かしのような、デザインコンセプトがクリアに示された内容になっています。
このチラシと共に1年歩んできた経緯を作品化しました。



「12ヶ月のための絵画」《7月》
展示期間:6月28日(土)- 7月27日(日)
会場:MA2 ギャラリー



12ヶ月のための絵画《6月》


「12ヶ月のための絵画」《6月》の展示ですが、ややイレギュラーな形になります。6月はMA2ギャラリーが開いていませんので、webでの発表 がメインとなります。
また、実物を近くからご覧になりたい場合は、MA2ギャラリーへお問い合わせください。


 ・

今月の作品は、友人でもある写真家の川村麻純さんとの共作になります。「12ヶ月のための絵画」では初めての共同制作作品です。

二面対の「東京の家」は、ぼくの絵画と川村さんの写真からなります。
本作は速水御舟の同じく二面対の作品「京の家・奈良の家」(1927年)をソースにしています。共同制作を始める前より、速水御舟の作品に関して度々、二人が話題にしてきた経緯があります。建築写真も撮影する川村さんは以前から、日本画の画面構成と写真の合成を比較し関心を寄せていました。本作では、そのこ とに引き寄せて、二人の関心の結節点が顕著に現れている作品「京の家・奈良の家」について、画家からの視点、写真家からの視点で気になる事柄について話し 合いを重ねました。


作品と同時掲出のテキストは、柴原聡子さん(企画家、音楽家、広報(おもに建築と美術)/Rocket or Chiritori、東京国立近代美術館)に執筆いただきました。建築が専門の柴原さんのテキストは、直接的ではないけれど、作品と併せて読むことで何かを促進するような性質を備えています。そして、テキストのみでも成立しうる独立した内容にもなっています。本人が言うところの「変則的なキャプション」で す。



2014年5月30日金曜日

『闇の中の男』


本日5月30日(金)発売のポール・オースターの新刊『闇の中の男』(新潮社)の装幀画を担当しました。前作の『写字室の旅』に続いて描かせていただきました。
対本という訳ではないのですが、緩やかに地続きである内容に合わせて、今回も新作4点を制作し、 前回とは違う方法で本を包みました。
今回もいろいろと仕組んでいますので、手に取って、内容と共に解きほぐしていただければ幸いです。『写字室の旅』と併せてぜひ。
翻訳は柴田元幸さんです。

詳細は以下より↓
http://www.shinchosha.co.jp/book/521717/

12ヶ月のための絵画《5月》

◎展覧会情報


5月9日(金)より「12ヶ月のための絵画」の《5月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。

今月の作品は1点です。一度最後まで描ききった画面を何度も何度も、これ以上絵具の粒子が取れないまで、紙の繊維がほどける手前まで洗いました。
古画が時間の経過で獲得した剥落や退色を許容しつつ(するしかなく)歩んで来た絵画史ですが、古画をみることはその時間や経緯のレイヤーの体積をみることでもあります。修復や模写(現状模写/復元模写)を通して絵画に触れることは、直接時間にタッチするような感覚があります。そのような感触を頼りに新作を描きました。
それにしても、現在絵を描いている人達はどれくらいまで先の画面の変化を想像しながら、許容しながら制作をしているのだろう、、、

作品と同時掲出のテキストは、批評家の佐々木敦さんです。

※佐々木敦さんのテキストは都合により、後日公開いたします。

メインの展示は瀧本幹也さんの個展です。



「12ヶ月のための絵画」《5月》
展示期間:5月9日(金)- 6月8日(日)
会場:MA2 ギャラリー


「12ヶ月のための絵画」サイト 



2014年4月22日火曜日

12ヶ月のための絵画《4月》

◎展覧会情報

4月11日(金)より「12ヶ月のための絵画」の《4月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。

今月の作品は4点です。これまで画面内に描いてきた色面を切り取って、障子や襖のように木枠に張り込んだ作品です。通常のペンティングとは随分と違った印 象をもつ作品になりました。形を選ぶ、色を塗る、紙を貼る、というそれぞれの行為が折り合って無理なく作品になりました。

作品と同時掲出のテキストは、アーティスト/イラストレーターの平山昌尚(HIMAA)さんです。平山さんとはちょうど1年前に同じ場所で開催の「板と紙とケータイ電話」という2人展でご一緒しました。
平山さんのテキストは書く/描くの境界を軽々と行き来して、ついには溶け合っています。必見です!

メインの展示は岩崎貴宏さん、飯田竜太さん、榮水亜樹さんの3人展です。楽しみです。




「12ヶ月のための絵画」《4月》
展示期間:4月11日(金)- 5月4日(日)
会場:MA2 ギャラリー

 

「12ヶ月のための絵画」サイト






2014年3月30日日曜日

12ヶ月のための絵画《3月》

◎展覧会情報


昨日3月12日(水)より「12ヶ月のための絵画」の《3月》の作品が展示されています。会場は恵比寿のMA2 ギャラリーです。
今月の作品は、先月《2月》の衝立(ついたて)形式を発展させたものです。これまで支持体にしてきた紙本の作品と最近試みている板絵を表裏で合わせています。これまでの形式とこれからの形式が衝立の平面上で握手です。

作品と同時掲出のテキストは、元ギャラリー・カウンタック、現Countach Inc.代表取締役の八木沢俊樹さんです。
今回、まさかの9文字です!

作品の設置場所ですが、ギャラリー4Fのプライベートスペースでの展示になっていますので、ご覧になる際はスタッフまでお声がけください。
メインでやっている展示は金光男さんです。

また、7日よりアーツ千代田3331で展示中の「3331 ヴァージョン」も併せてどうぞ。

「12ヶ月のための絵画」《3月》
展示期間:3月12日(水)- 30日(日)
会場:MA2 ギャラリー(http://www.ma2gallery.com/

「12ヶ月のための絵画」サイト↓
http://paintingfor12months.tumblr.com/